アドオン方式(the add-on system)
分割返済方法の一種。融資元本(A)に総利息(Ⅰ)を加え、この元利合計(A+Ⅰ)を総返済回数(u)で割って、毎回の返済額(a)を算出する方法。契約の形式は(A+Ⅰ)から利息分Ⅰを契約時点で天引き(先取り)する。このため、途中で借り手が全額返済する場合は、業者は「天引き利息」のうち、未経過分を借り手に割り戻す必要がある。
当初元本Aに対する利息Ⅰの割合を「アドオン金利」という。例えば20万円を10ヶ月払いで借りた時の利息が2万円とすると、アドオン金利は10%。この場合アドオン月利1%、アドオン年利12%という。
アドオン月利1%の10回払いの場合の実質年利(actuarial annual percentage rate)では21.26%になる。金利表示は、実質年利と比べるとかなり“低く見せかけた数字”になるため、割賦販売法ではアドオン金利の表示を禁止し、実質年利のみの表示を義務づけている。
半面、アドオン金利を用いると毎月の返済額、返済利息総額などが極めて簡単に算出できるという利便がある。したがって、計算にはアドオン金利を用い、金利表示には実質年利を用いることが多い。
なお、アドオン金利と実質金利の関係式は次の方程式を示される。
1+in r(1+r)n a
------ = ------------- = -----
n (1+r)n-1 A
(ただし、i= アドオン月利、r= 実質月利、n = 返済回数、A= 当初元本、a= 毎月返済額)
また、簡易な概算式として次の計算がある。
24×利息額
-------------------- ≒ 実質金利
貸出額×(期間+1)
参照 ⇒ 残債方式/戻し利息

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