第250回NCB定例セミナー開催! #newpayment
本日、NCB定例セミナー「転換期を迎えた企業通貨(ポイント)市場を徹底解剖! ~1兆円市場に挑む決済サービスの未来像~」と題しまして、株式会社野村総合研究所金融戦略コンサルティング部主任コンサルタントの冨田勝己様にご講演いただきました。
下記の3つ大きな枠組みをお話いただきながら、クレジットカード会社やその他ポイント事業者さんが今後どういった取り組みをすべきか、示唆をしていただきました。
1.企業ポイントの市場概況
2.ポイント事業に参画する各社の思惑とその導入効果
3.企業ポイントの将来展望と関連法制度
今回のお話でまず考えさせられるのは、現在のポイントのあり方、についてです。
流通系、交通系など、一企業のポイントから共通ポイントが成長してきて、Tポイントが3,500万会員まで増えたところに、Pontaが生まれて台風の目になるか注目が集まってます。片や一世を風靡した航空マイレージも一息ついた感もあります。
ポイント発行事業者として重要なことは、今一度、誰に発行するかを考えるべき、ということですね。
データベースマーケティングという視点で、ポイントを起点とした顧客情報をどう活用するか、そして本業の収益にいかにむすびつけるか?
他社とデータベースを共有したり、会員を個としてでなく、家族などのグループとしてとらえたり、決済情報をふまえたよりアクティブなマーケティング活動が重要になると提言がありました。その際のKFSのひとつには、「顧客IDが多いこと」をあげられています。
そして将来をうらなう上では、国際会計基準(IFRS)の採用により、ポイントプログラムのアウトソースニーズが高まる可能性があると指摘をされ、上述の顧客IDをベースにした送金サービスへの言及、またそこで重要な役割を果たすと期待されるOpen IDについてもお話をしていただきました。
現状についてのしっかりとした分析もあり、また非常に夢のある、先が楽しみになるセミナーだったともいます。
全70ページに及ぶ資料をそろえていただき、広い範囲にわたってご講演いただけたことで、ご参加された方にもご満足いただけたようです。
日本”カードビジネス”研究会としては、置いてきぼり気味なクレジットカードのポイントも気になるところではありますが、発行規模は大きいですし、通貨としての色を強く出すのか、自社内利用で回していくのか、明確な判断を迫られるのかなーと見ています。

