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2011年5月13日 (金)

第260回定例セミナー「電子マネーnanacoの戦略」開催! #newpayment

こんにちは。

早くも節電の真夏に怯えはじめている、新米研究員5号です。

さて、昨日5月12日に開催された第260回の定例セミナーでは「nanacoの戦略~7&iグループにおける金融事業の中核へ~」と題しまして、株式会社セブン・カードサービス 磯邊 俊宏 様にご講演いただきました。

まずはnanacoの戦略をステップ別に振り返ってみましょう。

~これまで~
【第1ステップ】2007年4月 nanacoサービスイン カード・モバイルとも現金チャージのみでスタート

【第2ステップ】使えるお店の拡大 グループ内部での基礎固め…個社サービスからnanacoへ
          グループ外部…nanaco加盟店開拓・利用促進キャンペーンなど

【第3ステップ】基本機能の強化 QUICPay活性化 クレジットチャージ nanacoギフト 7&iグループ内への他社電子マネー導入

~これから~
【第4ステップ】nanacoポイントを機軸とした7&iポイント戦略構築 電子マネーインフラの共用化

【第5ステップ】各種決済サービス・非決済サービスのインフラ共用化・標準化

この中でもセミナーのメインは、電子マネー市場が全体としてこれからどの様な青写真を描いて成長していくべきか、という点についてでした。

そこでキーワードになったのが、
「これからの電子マネー市場は水平横断的に決済サービスに関するインフラを充実させ、システム全体の生産性を向上し、サービスの底上げを目指していく必要がある。」
という言葉です。

現在の電子マネー市場は垂直統合型のサービスモデルが進んでいるためにインフラの共用化が進まず、結果として顧客利便性が犠牲となっています。

トランザクションのほとんどが少額決済の電子マネーにとって、取扱いブランドの有無によって顧客の利用機会を制限してしまうこの問題点は見過ごせません。

だからこそ、インフラ共用化の実現によって、
市場の更なる拡大⇒多くの決済スキームに対応して顧客利便性を向上⇒端末当たりで使われる件数増加、店舗の利用促進⇒規模確保によるコスト削減
というサイクルを生み出し、電子マネーが利用されるシーンを急拡大させていく必要があるだろう。というお話でした。

その他、その手段としての非接触ICカードの国際規格にまつわるお話などがありましたが…
ここでは秘密にしておきます。笑

セミナーにご参加いただければ、そういった深層部分の知識も持ち帰っていただけますよ!

とにかく、動きづらい現状でもどうにか共用化に向けて業界が1つになっていけるといいですね。

大震災で日本がひとつになろうとしている今だからこそ。
皆が手を取りあって利便性を向上させていこうとするこの試みは、社会的にも大変意義があることのように思いました。

電子マネー市場に立ちはだかるベルリンの壁、崩していきましょう。

今回のセミナーレポートは以上です。

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