マクドナルドと決済サービス #newpayment
日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸社長が7月1日に、日経電子版創刊記念シンポジウムで講演されたというニュースがありました。
本日朝のツイッターにも投稿したのですが、原田社長がお話しされたこの一説が興味深いものでした。
「今後はカーナビで注文して自動料金収受システム(ETC)で支払うなど、他業界とのコラボレーョンを積極的に進めたい」
いろいろ想像してしまうような、非常にざっくりとした内容ではあるのですが、少なくとも新しい決済の形が生まれるのかな?という期待感があります。
というのも、自動料金収受システム(ETC)は高速道路でみられる仕組みで、これ自体は日本でもよく知られる存在となっています。
ではなぜ期待感があるかといえば、このETCをそのまま使用するスキームは考えづらい、からです。
ETCはオーソリゼーションがなく、売上のみを飛ばすようになっているため、本来利用できないカードであったり、利用限度額を超えたカードを悪用した不正が後を絶ちません。
この仕組みをマクドナルドさんがそのまま活用するというのでは、マクドナルドさん自身も、またカードを提供する企業さんも、リスクが大きく事業化は厳しいと予想されます。
また高速道路のETCでは、有人の料金所と異なり、ノンストップ(時速20km前後)で決済できるメリットがありますが、マクドナルドさんの場合、商品の受け取りでどうしても一時停止は必要になるでしょうから、ノンストップのメリットは特に感じられません。
そして単純にお金をやりとりする機会を減らすのであれば、FelicaやNFCなどを利用し、可動式の決済端末を用意すれば済むはずです。(いずれにせよ商品を受け取るときに一時停止して、窓を開けるわけですから。)
こうした疑問を見事に解決するような美しい、そして新しい決済サービスが誕生するのではないか?
それが先ほど述べた期待感につながるわけです。
かつてマクドナルドさんが都内の一部店舗でEdyの試験導入をした際、単純に決済スピードが早くなっても、注文から商品を作って準備をしている時間で精算ができるためメリットは少ないと判断され、導入を見送った経緯があります。
その後、ドコモさんと共同出資でTHE JV株式会社を立ち上げ、iDとトルカをベースにクーポンを活用した会員サービスを開始されました。「トクするケータイサイト」はいまや2,000万人に迫る会員組織となり、業績向上の一因となっています。
単純な決済利便性の提供というだけでなく、広く顧客利便性という視点から決済利便性も考える姿勢は、必ず今後も守られるはずです。
自動車業界をはじめ、他業種とのコラボレーションでどんな決済サービスが生まれるか、本当に楽しみです。
蛇足ですが、マクドナルドといえば略称が議論の的になりますよね。関西の人は"マクド"が主流のようで、それ以外では"マック"が多いとか。でも、そもそも何でマクドとマックとに分かれたんですかね?
関西弁だと"マクド"が言いやすいんでしょうか。"まいど!"と似てるから???
